【不妊治療の体験談】この経験と時間はこの子に会うために必要だったと思える毎日です

WRITER 不妊治療ドットコム運営事務局
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これから不妊治療を始める方

「不妊治療について知りたい」
「仕事との両立はできるのかな」
「体外受精ってどうなんだろう」

本記事はこれから不妊治療を始める方にぜひ読んでいただきたい記事です。

本記事の内容

・結婚から初めての妊娠までの経緯
・不妊治療を始める
・私の体調について
・気持ちを維持する難しさ
不妊治療を通じて感じたこと

 

現在33歳で1児の子育てをしながらWebライターをしています。
食べること、食事を作ること、グルメ情報の収集も好きで前職は栄養士をしていました。
27歳の時に結婚し、30歳で本格的に不妊治療を始めました。
現在はそろそろもう一人子どもが欲しいと思っています。

今回は私の不妊治療体験をお話しします。

 

 

結婚から初めての妊娠までの経緯

私は27歳の時に同じ歳の主人と入籍しました。
日取りの関係から入籍を先にして、結婚式が入籍から8ヵ月後だったので、とりあえず結婚式が終わるまでは2人の時間を楽しもうと話していました。
そして結婚式が無事に終わったあとは、自然に任せてコウノトリがきてくれるのを待ちました。

とは言いつつ、このころはフルタイム共働きで、私の職場は忙しく残業も多かったので、日々の生活と仕事に追われる毎日でした。
入籍から約1年後、家の購入が決まり、そこからは仕事、家事、新しい家のことで手一杯。新居への引っ越し準備や新しい家の家具探しと休日も楽しく忙しい日々が続きました。

そして新居に引っ越した翌月、体調の優れない日が続いたと思うとなかなか生理が始まらないので、検査薬を使うと陽性反応が!

私は漠然と30歳になるまでに1人目が欲しいと思っていて、この時29歳での妊娠でした。全てが上手くいっている様な気がして、新しい家ができた喜び、家族が増える喜び、こんなにも幸せが一度に訪れていいのかなと思うくらい幸せを感じました。

私はこれまで婦人科にかかったことがなく、妊娠をきっかけに初めて受診することになります。
自宅から通える産婦人科はいくつかありその中でも、自宅からのアクセスと今後会社帰りに検診を受けることも想定し、駅近の市外の産婦人科に決めました。
もうひとつ、病院食がおいしいと評判だったことも決めてのひとつです。

そして、初めての受診で胎嚢の確認ができ、エコー写真をもらった時は「私も母になるんだ」と実感しました。
2週間後に次の受診の指示がありましたが、初診の日から5日後に突然出血。
びっくりして病院に電話するとすぐに受診の指示がありました。

そして受診すると、出血していること、もしかすると数日のうちに体調が急変するかもしれないと言われ、そのまま急遽2泊入院することとなります。
健康だけが取り柄だったので、この時初めて入院を経験しました。

結局この間に体調の変化はありませんでした。
しかし週数が経過しても赤ちゃんの成長が見られず、結果として妊娠初期の「繋留流産」と診断されます。
その後手術を受けました。
術後、数回経過観察で受診しましたが体調に問題はなく、そこで私も先生も特に不妊治療の話を出さなかったので、受診は一度終了となります。

妊娠初期の流産は一定の確率で起こることなので、母体からの影響はない場合が多いとされています。
私も先生からその様に説明を受け、偶発的に起こったことだと言われました。
そう言われても中々その言葉をそのまま受け入れることはできず、しばらく気持ちがふさぎこんでいました。

 

不妊治療を始める

その後は、基礎体温をつけたり、排卵検査薬を使ったり、夫婦共にサプリメントを飲んでみたり、自己流で色々と試しましたが中々妊娠には至りませんでした。

私が30歳の時に夫婦で話し合い、本格的に不妊治療を始めることを決意します。
不妊治療の専門医にかかることも考えましたが、条件の合う医療機関を見つけることが出来ず、ひとまず前回お世話になった産婦人科で診てもらうことにしました。
(元々、婦人科で不妊治療をされているので)

血液検査や卵管造影検査などを順番に行いながら、タイミング法から始めました。
タイミング法を行いながら、注射や服薬も並行しました。

私が本格的に治療を始めたことで主人も自ら検査を受けることを申し出てくれました。
精子の検査を受け、自然妊娠の可能性はあるが、運動率が低いことが分かります。

半年くらいタイミング法を続けましたが、妊娠の兆しは見えず。
主人と相談し、主治医にステップアップしたいことを伝え、人工授精に移ります。

期待しないでおこうと思ってもステップアップにかける思いは強くありました。
しかし人工授精1回目は実らず。
そして2回目で待望の妊娠が発覚。
一度流産の経験があるだけに、初期は毎日出血や体調の変化に怯えていました。

 

私の体調について

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私は今まで生理などの婦人科系で病院にかかったことが一度もありませんでした。
生理も毎月あり、仕事が忙しかったり、ストレスが大きかった時も不順になったことがありません。
生理痛はあったものの市販の痛み止めでやり過ごせるくらいだったので、お世話になる機会が全くありませんでした。

なので、「不妊治療を始めるために婦人科に行く」はじめの一歩が中々踏み出せずにいました。

元々、痩せ体質だったこともあり、流産を経験してからは、妊娠しやすい体作りを意識するようになり、自分なりに体質改善にも取り組みました。

「冷えは大敵」と聞くので、腹巻を巻いたり、レッグウォーマーをはいて足首を温めたりもしました。
運動の習慣がなかったこともあり、ヨガ教室にも通い始め、体を動かす習慣を作るようにしました。

 

気持ちを維持する難しさ

不妊治療中は、「諦めたら妊娠した」という経験者の方のブログをよく目にしていました。
子どもを望んで色々な方法を試している中、時間も費用も費やし、いつ終わりが来るのかも分からない毎日。

「諦めて妊娠できるんだったら諦めよう!」と自分に暗示をかけたこともありましたが、それは望んでいる裏返しの行動で、心の底では全く諦めてないんです。

不妊治療をしていると「次回は◯日後に受診してください」と医師から指示があります。
生理周期からおおよその予想はつきますが、数日ずれることもあるので、スケジュールの調整が大変です。

そして、妊娠を希望しているので、「もし今回の周期で妊娠出来れば来月はつわりが始まっているかもしれない」と思うと、無茶な予定は立てれません。

そんな日々が続いていたので、私達も今回のチェレンジがもしダメだったら、気分転換も兼ねて一旦妊活の休憩を挟んで、リスタートしようと海外旅行の予約をしました。
そうした所、妊娠が発覚。

「諦めたら妊娠できる」とよく聞くそれが私には当てはまりました。
諦めた訳ではありませんが、やれることを全力で10ヵ月やってちょっと一息つこうかなと思えるくらいの心の余裕が出たことが良かったのかもしれません。

 

不妊治療を通じて感じたこと

不妊治療中は細かいことまで周囲に相談しづらく、1人で抱え込んでいた時期もありました。
相談しても励ましの意味で「まだまだ若いんだから焦らなくも大丈夫だよ!」とよく言われました。

確かに、30歳で不妊治療と聞くと閉経の時期までまだ余裕があるように思えますが、私たち夫婦には私達なりの人生設計があります。
そのことを周りの人になかなか理解してもらえない辛さがありました。
ましてや、いつ終わりがくるか誰にもわからない事なのでいつ始めるかは自分たち次第だし、夫婦間のコミュニケーションが大切だと経験を通して実感しました。

経済的負担もありました。
高度生殖医療になると、一度にかかる費用も高額になることから、不妊治療の助成対象になりますが、タイミング法や人工受精は対象外です。
一度の受診で支払う金額は数千円程度ですが、ひと月に何回も受診する必要があるので小さい出費が重なっていきました。

私たちは結婚から妊娠まで約4年あったので、2人の時間を十分に楽しめました。
2人で訪れてことのある場所が沢山ある分、「ここ2人の時来たよね。今度は3人で来れたね。」と感じることのできるスポットが沢山あります。
妊娠まで時間はかかりましたが、子育ては楽しく、これまでの経験と時間はこの子に会うためには必要だったと思える毎日です。

 

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