【不妊治療の体験談】自分を信じて決断し行動することが大切

WRITER 不妊治療ドットコム運営事務局
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これから不妊治療を始める方

「不妊治療について知りたい」
「仕事との両立はできるのかな」
「体外受精ってどうなんだろう」

本記事はこれから不妊治療を始める方にぜひ読んでいただきたい記事です。

本記事の内容

・不妊治療を始めるまでの経緯
・不妊治療を始めるにあたり行った検査
最初に行った不妊治療
体外受精にステップアップ
不妊治療を通じて感じたこと

 

この記事を書いている私は、子育てをしながらライター活動をしています。
前職は歯科衛生士として歯科医院で働いていました。
30歳の時に結婚し、約1年後に不妊治療を開始。
31歳の時に体外受精で妊娠し、妊娠5ヶ月に切迫早産で入院しましたが無事出産しました。
現在は子育てをしながら二人目の不妊治療中です。

今回は私の不妊治療体験をお話しします。

 

 

不妊治療を始めるまでの経緯

私は20歳を越えたあたりから生理痛がひどく、生理中は鎮痛薬が手放せなくなっていました。
そのときは生理痛があるのは当たり前だと思っていましたが、痛みが増していることもあって25歳のときに婦人科を受診しました。
病院では「子宮腺筋症」だと診断され、生理痛がひどいのはそのせいであることと、将来妊娠したいと思ったときに妊娠しづらい可能性があることを告げられました。
腺筋症は手術が必要な大きさではないことから、特に治療はせずに生理痛がひどいときには鎮痛剤を飲んでいました。
30歳で結婚し主人には不妊治療を行う可能性があることは伝えていました。
妊活を始めて半年程経っても妊娠しなかったので、子宮腺筋症だと診断していただいた病院を受診することになります。

 

不妊治療を始めるにあたり行った検査

内診・超音波検査で子宮の状態や疾患の有無を確認するのはもちろん、採血を行ってホルモンの状態を確認しました。
子宮と卵管が通っているか造影剤を使ってレントゲン撮影して検査する子宮卵管造影検査も行いました。
不妊治療経験者のブログなどでとにかく痛いと目にしていたので、受けなくてはならない検査とはいえ逃げ出したい気持ちでいっぱいでした。
実際の検査は造影剤を注入するときに圧がかかるので嫌な痛みはありましたが、我慢できないほどではありませんでした。
私は子宮と卵管の通りは悪くなかったようで、看護師の方の話だとやはり卵管につまりがあると痛みは強くなってしまうそうです。
男性の協力が必要なものでは採取した精子を調べ数や運動率を診る精液検査や、フーナーテスト(性交後試験、ヒューナーテスト)と呼ばれる性交の翌日に受診し、子宮頚管粘液中の精子の数や状態を調べる検査があります。
検査の結果は特に大きな問題はなかったため、やはり私の子宮腺筋症が原因のようでした。

 

最初に行った不妊治療

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まずは医師による診察で排卵時期を予想し、妊娠率が高い排卵日付近の指定されたひに性交渉をもつタイミング法を3回ほど行いました。
妊娠には至らなかったため次のステップである人工授精を行いました。
人工授精は採取した精子を洗浄・濃縮し子宮内に注入するもので、私の場合は3回行い、妊娠はしませんでした。

 

体外受精にステップアップ

タイミング法と人工授精を行った回数は合計で3回、期間にして半年が経過していました。
人工授精をあと数回行う選択肢もあったのですが、不妊治療を始めてやはり自分は妊娠しづらいのだと感じていたので体外受精にステップアップすることを決断しました。

体外受精になるとまずは注射、飲み薬、点鼻薬などを使って成熟した卵子を複数育てます。
卵子を育てる卵巣刺激法の種類や個人差がありますが、連日病院に通い注射を打たなければならないなどタイミング法や人工授精と比較すると通院頻度が増えます。
私は月経が開始してから点鼻薬を使い、排卵誘発剤の注射を行うショート法と呼ばれる卵巣刺激法で卵胞を育てました。
排卵誘発剤の注射を打っていましたが、筋肉注射だからか打ち終わってからも腕が痛く上げるだけでもだるいような感じがしてとてもつらかったです。
私の場合は妊娠成立後も妊娠9週まではホルモン補充のため注射が続いたので、看護師の方のアドバイスで打つ場所をお尻に変えるとかなり楽になりました。

卵胞が育つといよいよ採卵になります。
膣から針を挿入し卵巣に刺して卵子を吸引する採卵ですが、私の病院では静脈麻酔下で行われました。
麻酔から覚めて少しお腹の痛みはありましたが採卵が終わった安堵感の方が大きかったように思います。
麻酔をしているのでしばらく病院で休んでから自宅に帰ったのですが、気持ちが悪くなって嘔吐しました。
先生の話によると麻酔の副作用で起こることがあるそうです。

また卵巣刺激法によって複数個の卵子を育てることで、お腹に膨満感があったり水が溜まってしまったりする卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になる場合があります。
私は採卵後にOHSSになり、数日点滴をするために通院しました。
採卵では12個の卵子が採取できました。

そこから受精させ、受精した卵は細胞分割をはじめ採卵から5~6日後に胚盤胞という状態になります。
毎日病院に電話をしてその日は何個の卵が分割して育ったかを確認するのですが、12個あった卵はすべて胚盤胞ではありませんでしたが最終的には5個凍結保存することができました。
無事に卵が育ってくれているうれしさもありましたが、明日には0個になっているのではないかという不安の方が圧倒的に強かったように思います。
その後体調を整え、次の周期に胚移植を行い妊娠に至りました。

 

不妊治療を通じて感じたこと

実際に不妊治療を行って感じたことは、通院頻度の多さからなる不妊治療と仕事の両立の難しさです。
先生に〇日来れる?などと急に言われることはざらですし、生理開始の〇日目に来院するようにと言われることもあります。
仕事をしていたので、通院のため途中で仕事を抜けたり早退させてもらう日が多くありました。
人数の多い職場ではなかったので上司や同僚には不妊治療を行っていることを伝えていましたが、迷惑をかけてしまっているという心苦しさでいっぱいでした。
それでも不妊治療をすることは恥ずかしいことではないですし、職場の方に伝えたことで体調を気遣ってもらえたり励ましてもらえたりとありがたいと感じることも多かったので自分から身近な方に助けや理解を求めることは大切なのではないでしょうか。

また妊活をしても妊娠に至らないことが続くと気持ち的にも落ち込みますし、友人だけではなく芸能人が妊娠したという話を聞いただけで比較してしまい「どうして私は妊娠しないの?」と悲観的になってしまいます。
不妊治療が始まると、通院が回数が増えるとともに注射や採血といった痛みを伴う処置が増え肉体的な負担と、職場に迷惑をかけているという精神的な負担が重なりました。
共に不妊治療をがんばっているはずの主人にも「あなたは痛い思いも嫌な思いもするわけじゃないからいいよね」と卑屈なことを思ってしまうこともありました。
主人には主人の立場のつらさがあったのだと思います。
それと同時に、やはり不妊治療を行っている本人のつらさはその人にしかわからなくて当然だと思います。

私は仲のいい友人が先に同じ病院で不妊治療を行っていたこともあり、不安なことや不満に感じることを話してストレスを発散していました。
その他には不妊治療経験者のブログや書籍を読んで勇気をもらっていました。

不妊治療を行ってみて、妊娠とはいくつもの高い壁を越えなければ叶わないものなのだと実感しました。
ときには長いトンネルに入ってしまったようで、前が見えなくなってしまう気持ちになることもありますがそれでも前に進んでいかなければなりません。
周囲が気になってどうして私だけと感じてしまうこともありますが、自分を信じて決断し行動することが大切なのだと感じました。

 

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