2021年1月1日(金)、全国の不妊治療の病院やクリニックを探せる医師監修の医療検索サイト「不妊治療ドットコム」をリリース
panis(パニス)(本社:東京都 / 代表:吉本塁)は2021年1月1日、全国の不妊治療の実施医療機関を掲載し、「地域」「治療方法」「特長」による病院・クリニック検索機能、専門医によるドクターインタビューや不妊治療の体験談など各種サービスを備えた医師監修による不妊治療専門の医療検索サイトを提供開始致します。
不妊治療の現状と問題点
日本産科婦人科学会の調査によると、不妊治療の一つで体内から取り出した卵子を体外で精子と受精させる「体外受精」で生まれた子どもは、2018年に5万6979人と過去最多を更新しました。
この年に生まれた子どもの、実に15人に1人です。
晩婚化などを背景に、治療件数も過去最多の45万4893件に上っています。
しかし、不妊治療の情報の乏しさによる病院選びの難しさなど不妊治療環境の改善を求める要望も強く、課題として浮かび上がっております。
NPO法人「Fine」の調査では、患者が病院選びで重視した点について「評判(口コミ)がよいから」という回答が49%に上りました。
・SNSへの投稿など、口コミを頼りに病院を探した。
・例えばがんなら治療成績が良い病院を公的機関のホームページで調べられるが、なぜ不妊治療ではできないのか。
・不妊治療を受けた人の約7割が2回以上の転院をした。
・各施設で治療方針や検査項目が違い、戸惑った。
上記のことから治療を受けるための参考となるデータは不足しており、各病院やクリニックのホームページ、SNSなどの口コミを頼りにせざるを得ない状況です。
また、保険適用は不妊治療の原因を検査する初期段階のみに限られており、人工授精、さらに高度な体外受精や顕微授精は保険適用外の自由診療で、全額自己負担となります。
こういった金銭的、時間的、心身の負担が課題となっております。
「不妊治療の保険適用の拡大」が注目されている背景
不妊治療の支援に取り組むNPO法人「Fine」が2018年に行った調査では、不妊治療にかかる総額は「100万円から200万円未満」という回答が27%と最も多く、「300万円以上」という回答も17%ありました。
国や自治体は不妊治療にかかる費用を一部助成しておりますが、体外受精や顕微授精など一部に限られます。
こうした現状から不妊治療をする人たちの負担を軽減する支援として「不妊治療の保険適用の拡大」が注目されています。
日本全国の医療機関を掲載した医師監修による不妊治療専門の検索サイトとしては国内初
「地域」「治療方法」「特長」による本格的な医師監修による不妊治療専門検索サイトとしては国内初のサービスです。
“不妊治療をもっとわかりやすく、もっと探しやすく”という想いを胸に、「不妊治療ドットコム」を開発、リリースすることができました。
不妊治療を受けようと悩んでいる方に、自分に合った病院を見つけ、自分に合った治療を受けて欲しいと思っています。
新しい命と出会い、幸せな生活が待っていると信じています。
不妊治療ドットコムは、”不妊治療をもっとわかりやすく、もっと探しやすく”という想いを胸に、不妊治療でお悩みの方の一助となりますよう医療情報サービスを提供してまいります。
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